幸い  5




「・・・そんなの、決まってる」
戸惑いながらも、言ってくれた。
でも、こーゆう時、みんなそう言うよね?
振り切れそうなほど、頭を振って、
「ゼッタイ、ホントに」
真剣な顔で、僕を見る。
僕は少し俯いて、考えて、それでも、気になってたから、訊いた。
僕の身体って、どうなの?
「・・・・は?」
そんなにびっくりしないでよ。
顔が、熱い。
部屋が暗くて良かった。
さっき、触ってみたよね?
僕の・・・その、僕の、身体・・・・どう思ったの?
その、他の子に・・・比べて?
「・・・・・ッ」
なんだかとっても、不公平な気がする。
してきた。
僕は一人しか知らないから、誰とも比べられないんだよ?
ねぇ、おかしいよね?

  どうしようか?


to be continued...



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