純情可憐  2




本気で怒った顔で、ベッドから降りようとして立ち上がれず、床にへたり込んだ。
「・・・っ」
腰が立たないのだ。それにさえも怒って、顔を赤くする。
「・・・っやだ!」
その身体を抱えた俺に、反抗する。
「シャワー浴びたいんだろう」
「だけど、やだ!独りでできる!」
「無理だろ」
「・・・・ッ誰のせいだと・・・!」
「俺だ。そうなる様に抱いた」
本心を言ったのに、真っ赤な顔で怒って黙られた。
その隙に浴室に連れ込む。
コルクを捻って湯船にお湯を溜める。その中に立たなくなった小さい身体を放り込んだ。
その横で、履いていたズボンを脱ぎ始めた。
「・・・まさか、一緒に・・・ッ」
「当然だろ。俺もキモチワルイ」
「やだ!」
「お前、やだばっかりだな」
「だってやだ!」
溜まり始めたお湯に浸かって、
「すぐやじゃなくなる」
へたり込んだ身体を起こす。
「綺麗にしてやる」
「自分でできる!」
「俺がしたいんだよ」
「あんたがするとそれだけじゃ済まないだろ!」
真っ赤な顔は怒りと羞恥が混ざって、そんな顔で抵抗されても、俺には逆効果だって、未だに気づかない。
「・・・解ってるじゃねぇか」
身体を抱えて、耳元に口を寄せる。
「今度は、可愛がってやる」
「・・・・ッ」
声だけで、反応した。
細いからだが震えている。
こんな身体、他の誰にもやれねぇだろ。


to be continued...



BACK  ・  INDEX  ・  NEXT