純情可憐  9




「お風呂? 入ってきたよ?」
あっさりと言われた台詞に、腹が立った。
どうして機嫌が悪いのか、気付きもしないんだろうな?
「ま・・・待って、明日も、部活が・・・っ」
そんなこと、どうして俺が聞いてやらなきゃならないんだ?
「待ってってば!」
「・・・・優しくするから」
「あ・・・っ」
耳元に口を付けると、力が抜ける。
組み敷いてしまえば、もう思うままだ。
それでも、羞恥に染まる顔は、相変わらず俺を駆り立てる。
出来るだけ、優しくしてやるよ。
明日、部活したいんだろ?
動けるように、ゆっくりやってやる。
まぁ、部活が出来るかどうかは、知らないけどな?
二度と、その身体、他人に見せるなよ?
他の男と、風呂に入るなんかもっての他だろ。


to be continued...



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