可愛すぎる少年 1
雲がはれて、月が出ているのは解った。 カーテンのかかっていない窓から差し込む光は上に跨って小さく揺れる少年を月色に染めている。 「すげぇ可愛い」 「・・・っ何、ふざけて・・・!最悪、サイテー・・・ッ」 「ふざけてない」 「そ、そん・・・な、空かした顔、・・・っさっきから!なに、考えて・・・ッ」 「お前に欲情してる」 「・・・・ッ!」 不機嫌に艶色の目で睨まれて、上体を起こすと、力のない細い腕が、背中に回された。 可愛すぎるだろう。本当に。 |
to be continued...