最悪な男  1





照明が落ちた部屋で、何度もキスをした。
息苦しくなっても、やめてくれない。
ベッドを軋ませて、男は上から、
「お前・・・自覚あんのか?」
「・・・え?なに?」
「毎回毎回、この瞬間のそのカオ。すげぇ凶悪」
「・・・・?」
「おかげでいつもバージン犯してる気分」
「・・・ッ夏流!!」
「誉めたんだよ」
「・・・っそん、なっ いつもいつもそうだと思うなよ!!いつか絶対!お前を押し倒してやるから!!」
「俺を?お前が?いつかと言わず、今でもいいけど?」
「・・・えっ」
「ほら、お前が上になれよ」
「え・・・えっ」
「頑張って腰使えよ」
「・・・・・っ!!」
揶揄われてる。
男は下から、笑っていた。


to be continued...



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