愛情なんか欲しくない  3




品の無い香水の匂いをさせて、したくないと言う。
なら、誘うなよ。
ベッドに上がって、俺を見上げるなよ。
気分が悪い。
俺がお前の言うことを聞いてやらなきゃならない義理は全く無いよな?
「ん、あ、あっ」
すぐに乗るくせに、何がしたくない、だ。
ほら、指だけじゃ、嫌なんだよな?
もっと、欲しいんだろ?
「あ、あぁ・・・っも、早、く・・・っ」
「もう・・・?」
「ん、ね、が・・・っ早く、も・・・っ」
汗ばんだ身体から匂い立つ、ムカツク香水。
今更、お前に「礼儀」なんか教えても、無理だろうな。
せめてシャワーくらい浴びろ、とも言わねぇよ。

だからもう少し、虐めさせろ。


to be continued...



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