拍手3 キス劇場


1 修也×颯太
「唇が、紅い」
「・・・・そうですか?」
「誘ってるのか?」
「な・・・っそんなわけ、ないでしょう!」
「そうかな?」
「そうです!」
「・・・こんなに熟れて、美味そうなのに?」
「ん・・・っ!」
「・・・美味しい」
「・・・・もう、本当に、修也は・・・っ」


2 譲二×ケイタ
「零れているぞ」
「・・・え? どこ?」
「そっちじゃない。こっち」
「ん、ありがと、」
「よく零すな、お前は。子供か?」
「違う! 零したいわけじゃない!」
「本当か?」
「そうだ! えっと・・・そう! 譲二に取らせてあげてるんだよ」
「・・・ふぅん?」
「嬉しいだろ?」
「ああ、そうだな」
「・・・え?」
「お前の、唇の全てを、綺麗にしてやるから」
「え・・・っま、まっ・・・・んんっ」
「・・・・ほら、綺麗になったか?」
「・・・・・馬鹿譲二、こん、なの・・・」
「足りない?」
「・・・・うん、」
「どうしようもないな」


3 本間×相地
「一回目は不意打ちだったからな」
「はい?」
「男らしくなかったよな」
「・・・ええ?」
「だからもう一回」
「・・・・なんですか?」
「キスしたい」
「・・・・・・・先輩、あの、」
「駄目か?」
「・・・・・・・駄目って、あの、」
「なぁ?」
「・・・・・・」
「んな顔されると、抑えらんないんだけど」
「・・・・・・先輩、ずるいですよ!」
「よく言われる。目、閉じる?」
「・・・・開いてなんて、いられません!」


4 川杉×羽崎
「ん・・・・っ!」
「・・・・羽崎?」
「・・・・不意打ちは、止めろって言ってるだろ!」
「なら、させてくださいとでもお願いすれば大人しく目を閉じるのか?」
「閉じるわけないだろ!」
「じゃ、したいときにするしかない」
「強姦魔!」
「キスだけで?」
「・・・その前にいろいろしただろ!」
「物忘れが激しいらしい」
「オッサン化してんの?」
「だから、忘れないようにもう一回」
「・・・・・やっぱ、オッサン化してる、このエロジジィ!」
「試してみろよ?」


5 新×チナ
「・・・チナ?」
「なぁに?」
「・・・・・その、えっと、」
「なに?」
「・・・キッ、キス・・・っ」
「え? キス?」
「・・・・しても! いい?!」
「・・・・・・・」
「だ・・・っ駄目か? やっぱり?」
「・・・・いいよ?」
「えっ?!」
「いいよ? しても」
「本当に?!」
「うん、でも、すんごいのね?」
「・・・・へ?」
「すんごく、激しいヤツ、して?」
「・・・・・・」
「じゃないと、唇離してあげないから」
「・・・・・・・・ッ!!」


6 繕×春則
「・・・キスってさ、なんですんだろな?」
「・・・・またお前はなにを・・・」
「いや、だって、セックスできりゃ、それで気持ち良いと思わねぇ?」
「春則」
「なんだよ、」
「正直に言え」
「・・・・なにが」
「恥ずかしくなったんだろ」
「・・・・・なっなにが!!」
「目を閉じて、唇を合わせて、舌を絡めて、その奥まで探って――」
「馬鹿!! 言うな! このエロオヤジが!」
「オヤジで結構」
「・・・・・う、」
「春則」
「・・・・なんだよ、」
「エロいキスしようぜ」
「・・・・・・ヘンタイ、」
「お互い様だ」


7 央二×姫也
「じゃんけんしよう・・・?」
「・・・なんで?」
「えっとね・・・罰ゲームで、負けたほうが、キスするの」
「絶対!! いやだ!!」
「・・・どうして?」
「お前負ける気満々だろ!!」
「そうかな? だって、じゃんけんだよ・・・? 解らないよ」
「解る! お前はどうにかして、負ける気だ!」
「そうかなぁ・・・?」
「そうだろ!」
「うーん・・・じゃぁね、素直に言おうかな」
「なにを?」
「キスしたいです。させてください」
「・・・・・・っ」
「駄目かな?」
「・・・・・・っ馬鹿王子・・・!」


8 立見×菊菜
「息を止めるなよ」
「・・・・んっはぁ・・・っ」
「苦しいだろ?」
「・・・だって、はぁ・・・・」
「鼻とか、口を離したときに・・・息継ぎしろよ」
「・・・・そんな簡単に言うけど! 解んなくなるし!」
「簡単だろ」
「簡単じゃない!」
「慣れろ。じゃないとずっとしていられねぇだろ」
「し・・・っしたくない!」
「そうか? 本当に?」
「・・・・・立見は、慣れてるから!」
「・・・・ん?」
「慣れてるから、出来るかもだけど・・・っ」
「拗ねんなよ・・・・てか、ヤキモチ?」
「・・・・・妬いてない!」
「んな顔で言うな」
「どんな顔もしてない!」
「充分、誘ってる顔だろ、こっち向け、慣れさせてやる」
「・・・・・んっ!」
「全部、俺が教えてやるからな?」


9 夏流×貴弘
「恥ずかしかったのか?」
「決まってるだろ?!」
「どうして」
「ど・・・っあんな! みんなに見られて恥ずかしくないの、あんただけだ!」
「していることは、いつもと変わらないだろ」
「変わる・・・っ」
「ああ・・・いつもより、感じた?」
「・・・・っ馬鹿夏流――!!」
「俺に喧嘩を売っているのか? その口塞いでやるよ」
「やだやだやだ・・・・っん!」
「・・・すぐ、そんな顔になるくせに」
「・・・・んっ、ふぁ・・・っ」
「確かに、この顔は、誰にも見せたくはないな」
「・・・・夏流の・・・っ」
「それはもう聞き飽きた」


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fin



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